ホームページがスマートフォンからでも見やすくなりました

本日、出口織ネームのホームページをスマートフォンでも見やすくなるように変更しました。
前回のホームページリニューアルから9年が経過し、遅くなりましたがスマートフォン対応です。

お客様に私たちの技術を分かりやすくお伝えするために、掲載内容の変更も同時に改良できれば良かったのですが、まずはスマートフォンで閲覧されるお客様に、見やすいページを提供させていただきます。

今後、少しずつ新たな情報を掲載させていただき、皆さまに有益な情報を提供できるよう、写真の追加や説明文章の改善等して参ります。

皆さまの『オリジナルなものづくり』を、オリジナルのジャガード織物でお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談いただけますと幸いです。

 

また、今回のリニューアルにおいて、デザインやコーディングを担当していただきましたデザイナー様や公開作業における注意点・公開後の確認点などをアドバイスいただきました専門家の先生、誠にありがとうございました!
引き続き、掲載内容の充実においてもご相談させていただきますようお願いいたします。

 

papakosoつながる布団にも私たちの織ネームが使われています

papakosoつながる布団は、抱っこ紐やパパバッグで人気のワンスレッド様の新商品です。
この『つながる布団』にも当社の織ネームをお使いいただいてます。

この『つながる布団』は子育てをしているパパ・ママには喜ばれる布団だと思います。
一般的なサイズの布団だと、子どもが布団からはみ出てかぜをひく心配も減りそうですし、子どもに布団を取られて、パパ・ママが夜中に寒くて目が覚めることも少なくて済みそうです。

抱っこ紐やパパバッグ同様、使う人のことをとても良く考えていただいていると、親として共感することが多い商品でした。
子どもと一緒に寝る時間はとても短いので、大切に過ごしたい人におすすめです。

詳しくは下記のページをご覧ください。
(株)ワンスレッド様:『papakosoつながる布団

papakosoブランド商品は「日本製」です。
もちろん私たちの織ネームの日本国内の自社工場で生産しています。
papakosoつながる布団用織ネーム センターホールドpapakosoつながる布団用織ネーム センターホールド

この織タグはお布団の縫い目に差し込んで縫製されるため、折曲げ加工はセンターホールドが適しています。
お布団に取り付けられている私たちの織ネームの詳細は、下記のページをご覧ください。
細かな文字も表現できる織ネーム制作事例
®マークや「from yokohama」の文字はとても小さいですが、問題なく読み取れるように再現しています。

織物設計図を自社で作成し、自社工場で試し織りをおこない、きれいに表現できるまで設計図の修正をおこなえる当社ならではの仕上がりです。

お客様のブランド価値向上のお役に立てられるよう、可能な限りご要望にお応えいたしますので、なんなりとお問い合わせください。

織ネームのお問い合わせはこちらから!

 

papakosoブランドの抱っこ紐や子育てバッグ用織ネームは細かな文字も再現します

パパコソ抱っこ紐
papakoso® 抱っこ紐

今回ご紹介させていただくのは、株式会社 ワンスレッド様の『papakoso(パパコソ)』ブランドに採用された織ネームです。

『papakoso』は”パパの子育てから、家族に笑顔を”をモットーに抱っこ紐(papa-dakko)やパパバッグを開発されており、子育て中のパパ・ママの意見を取り入れて考えられた商品です。

商品の詳しい内容は下記のWebページに書かれています。
papakoso(パパコソ)Official Web ショップ

家族でお出かけした帰りに疲れて寝てしまった子供を抱っこするのは本当に大変ですよね。
一緒に走り回ってたパパもママも疲れているのでなおさらです。

そんな時に抱っこ紐やパパバッグで補助してもらえると楽だと思いましたし、お出かけ中の荷物がすぐに取り出せるのも助かります。
ちょうど子供が小さい時期を2,3年前に経験しているので、使う人のことをよくよく考えられた商品だと強く感じました!

パパバッグ
papakoso® パパバッグ

そんなパパ・ママのことを考えた人気商品に当社の織ネームを使っていただき、大変光栄です。
今回は2種類の織ネームをご注文いただきました。

2つの違いは取り付け方法の違いによる折り曲げ加工の違いです。
ブランドラベルの取り付け場所に応じて折り曲げ加工が異なりますので、最適な織り方になるようタテ糸とヨコ糸の使い方を変えた2種類を制作いたしました。

■センターホールド仕上がりタイプ
 

■エンドホールド仕上がりタイプ
 

織ネーム全体は紺色の背景に、ブランドロゴは顔の絵が入った、白色の文字のデザインで描かれていました。

通常の白糸では背景の色の影響を受ける可能性があるので、しっかりとブランド名が表現できるように、背景色が透けない特殊な糸を文字に使用し、高密度な織り方で仕上げました。

また、®マークや「from yokohama」の文字は小さいため、ゆがみが発生しやすいことを考慮し、きれいな円と文字を描けるように試作を繰り返しました。
この部分には特注の細い糸を使用して小さい文字を再現しました。

織物設計図(型)作成担当者は歪みを予想して型を作りますが、この歪み具合はこれまでの経験から予想するしかありません。
うまく一回で型が完成することはほぼなく、数回の試し織りと設計図の調整を繰り返します。

 

このような型の微調整を短時間にできるのは、自社内で織物の製造と設計図の作成をおこなっている当社の強みです。

お客様のこだわりに私たちがお応えいたしますので、何なりとお申し付けください。

 

 

帽子用織ネームの繊細なデザインは極細糸と高密度織りで表現します

cahppo

帽子に取り付けられる織ネームタグの繊細なデザインを極細糸と高密度織りで表現しました。

この織タグのデザインは背景の黒色とデザインの金色の2色だけで表現されており、『線』の再現が大切でした。
左右の人物の顔の線と、真ん中のワンちゃんの輪郭はとても細い線で描かれていますので、この部分を上手に表現するのが織物設計図(型)作成担当者の腕の見せ所です。

ベテランスタッフが担当しましたが、とても難しかったようで、試作の回数が5回を超えておりました。
”試作した織タグを見て、型を微調整する”という作業を繰り返します。
それでも表現できなかったようで、糸の種類と太さを変更し、それに合わせて型の微調整を加えることで完成しました。

赤い線で囲まれた部分が、表現が難しかった箇所です。
最初の試作では細い線が薄く、滑らかな曲線になっていない部分もあります。
また、「MADE IN JAPAN」の文字も縦に伸びてしまい、黒い横線が入ったような文字になってしまっています。
この細い線の部分を手作業で修正すると下の写真のようにしっかりと線を表現できます。

このように織り上がった織ネームを見て、線の太さを調整することはよくありますが、型の微調整をおこない、再度試作することが短時間に出来るのは、織物設計図の作成を社内でおこなっている当社ならではです。

私たちは「お客様の商品価値を高める織ネームづくり」を目指して、お客様のご要望には妥協せずにお応えしますので、なんなりとご相談ください。

(後日談)
今回、ご紹介させていただいた、帽子工房「Chappo」様ではフェルト、布などの生地はもちろん、酒袋など特殊な素材を使った帽子づくりをされており、ハットやベレー帽などすべての制作工程を工房内でおこなっていらっしゃいます。
そして、自社の帽子への修理もなさってます。 服や靴の修理はよく見かけますが、帽子の修理はとても貴重な気がしませんか?

当初お客様は、デザインに細い線が入っているため、織ネームで再現できるのかどうかをご心配されていらっしゃいましたが、当ブログの「山内」様の記事をご覧になり、私たちへのご注文を決められたとのことでした。
帽子を使う人のことを考え、想いが込められた商品に取り付けられる織ネームに、私たちの商品が採用されたことは大変光栄です。

「Chappo」様は、「山内」様の商品をご利用していらっしゃるお取引先様から「山内」様のお話をお聞きになっていたようです。
そして、今回のデザインを描かれたイラストレーターの「YACHIYO KATSUYAMA」様には、以前そのお取引先様のお店で展示販売する時にDMを描いていただいたそうです。
いろんな人とのご縁を経由して、今回私たちの技術力を信頼してご注文いただき、実際に織ネームを受け取られ、お褒めのご連絡をいただきました。

今後も様々なご要望にお応えできるよう、織り技術の向上に努めたいと思います。