
出口の技術
織り方
裏朱子織(うらしゅすおり)


裏朱子織はその名の通り、朱子織の裏面にデザインや文字が見えるように織り、おもてとして使う織り方です。
ヨコ糸が多く表に出るため、朱子織と比べて光沢が無くなりますが、擦れに強く、ベース地の色もしっかり表現されます。さらに、織密度を高めると細い線や小さい文字もとてもきれいに再現できます。
平織に近い耐摩耗性が持ちつつ、緻密なデザインと色の再現ができる高級感のある生地になります。


裏朱子織で作る織りネームの特徴
- 柔らかくしなやかな生地
- 擦れに強いベース地
- 色の自由度が高い
- 緻密なデザインが再現可能
- 耐久性とデザインの再現性を両立できる
文字やデザインの表現について
裏朱子織もタテ糸とヨコ糸の交差する位置にズレはありますが、交差する数が多くしっかりとした生地になります。細い線や小さい文字など表現できつつ、平織のような高い耐摩擦性を両立できる織り方です。

(擦れに強いベース地で高耐久)

(擦れに強いベース地と高いデザイン性を持つ)
裏朱子織は平織と異なりベース地の変化がとても小さいまま織密度を挙げられますので、 英字であれば1.2mm、漢字であれば3.2mm四方の大きさの文字までは表現できます。
ベース地の色表現について

(タテ糸の白色の影響を受けた薄い赤色)

(ヨコ糸の赤色がしっかり表現された)
裏朱子織はヨコ糸が多く表側に出る織り方で、擦れにも強い糸の交差ができます。そのため、摩擦が多い場所に取り付けられるブランドタグで、ベース地の色を白色・黒色以外を使いつつ、小さい文字や細い線などが入った緻密なデザインではとても多くのお客様に選ばれています。
出口織ネームの強みとご提案
私たちは織ネームの設計図を社内で作成できるため、お客様のデザインと取り付け場所などのご要望を織物で再現するのに最適な設計図を作成することができます。
ブランドタグに商品へのメッセージを込めるお客様が多く使われるのが裏朱子織の織ネームです。緻密なデザインの再現性でお客様商品に対する細部までのこだわりをお伝えいたします。
ブランドタグに織り込みたい”思い”と”ご要望”を遠慮なくご相談ください。