出口の技術
出口の技術を支える
その他の設備
出口織ネームのモノづくり技術を支えている設備は「織機」以外にもいろいろあります。
織物を織る前段階に必要なものや、織り上がった後加工に活躍するものであったり。
商品が完成するまでにはいくつもの工程がありますので、その工程で活躍する設備の一部をご紹介いたします。
糸加工装置
出口織ネームの織物には様々な種類の糸を使用します。
「素材」、「色」はもちろん「太さ」も数種類の太さから、織り上げる商品に応じて使い分けをします。
しかし、メーカーから販売されている糸にも限りがあり、お客様のこだわった微妙な色や太さにお応え出来ない場合もあります。
そういう時にはこの”インターレース加工”が出来る装置で、最適な太さの糸を作ります。
糸に部分的にエアーを噴きつけ、その部分だけ他の糸を絡ませる加工ができます。
また、こちらの装置は糸に樹脂加工などが出来るタイプの装置です。
消臭性能のある糸を作ったり、香り成分を含ませたりすることで糸に機能性を持たせることで、その糸で織った生地に機能を追加することができます。
また、銀イオンを含ませた糸を作ることで、抗菌効果が期待できる糸に仕上がりますので、シューズバッグやお弁当バッグなどの生地に最適です。
他にもいくつか糸に加工を施すことができる装置がありますが、 この写真のような糸はおもしろいと思いませんか?
複数の糸を組み合わせて1本の糸にするのですが、 組み合わせ具合を自由に変化させることが出来るので、 糸自体に色や素材の表情が生まれます。
その糸を使った織物はとても特徴的な生地になりますよ。
熱加工装置
生地が織り上がった後に使用する大型のアイロンです。
織ネームで使用することはほぼありませんが、その他のさまざまな商品に使用しております。
特に縫製が必要な商品用の生地の場合は、縫製工程で使用するアイロンの熱で、生地が部分的に収縮してしまうので、事前に熱を入れて生地自体を縮めておくことが必要です。
また、織り上がったままの生地はよれよれしていることがあるのですが、熱を加える事で生地がピンとしてシワもなくなるので、タペストリーやのれんなどの生地では必須の工程です。