出口の技術
織り方
袋織
袋織の織り方は、生地の表裏の両面にデザインを入れたい時に選ばれる織り方です。
表と裏の生地をつなぎ、両面にデザインが入った1枚の生地にする場合や、上下2枚の生地の端だけをつなぎ、中を空洞にした袋状にすることもあります。
アパレル副資材のネームタグでは、カバンの外側やクッション、ソファーなどの取付けに選ばれることが多い、厚みのある織ネームの製作に適しています。
イベントグッズや販促品で人気のミサンガやお守り袋、コースターなどの製造にも多く使われる織り方で、表裏の両面に絵柄や文字を入れることができるため、幅広いデザインに対応できます。
下の写真のキーホルダーは袋織で織り上げた生地を丸くヒートカットし、中に糸くずを入れてありますので、ぷくっと膨らんだ立体的な形状をしています。
そして、カットした外側にオーバーロック加工をおこなっています。
コースターやお守り袋では、織り上がった生地を裏返し一部分だけを縫うという、縫製加工の軽減につながるため、コスト削減や納期短縮にも効果があります。
ジャガード織物の知識が豊富なプロがオリジナルグッズや記念品に最適な織り方をご提案しますので、お気軽にお問い合わせください。