中国や日本の他社で作成したブランドタグの現物見本から制作できます

「今、使ってる織りネームと同じモノは作れますか?」
「お願いしている業者さんが廃業しちゃったので、現物見本と同じものを制作できますか?」
「他の会社で作ってもらったら、文字がきれいに仕上がってなく、修正をお願いしたらこれ以上は無理って言われたんですけど、きれいにならないんですか?

というお問い合わせが時々あります。
大変お困りのお客様ばかりです。

私たちのお答えは
 『100%同じものは難しいですが、かなり近いモノに仕上げられます!
です。

以前にお願いしていた会社が製造できないのであればまだ納得できますが、ブランドタグの文字やデザインが希望通りになっていないものを作られるのは納得できませんよね。


私たちもお客様との打ち合わせで、「織物はタテ糸とヨコ糸が直角に交差して作られているので、曲線や斜線を表現するのは難しいです」とお伝えしていますが、普通に作ると斜めの線が階段状になってしまいます。

実際に織物ではないですが、イメージとしては下記のような感じです。
元のデザインデータがこれです。

イラストの元データ

これが粗めに織った時のイメージです。

粗い織り方イメージ

画像の上下と左右方向の線はきれいに表現できていますが、曲線や斜め線の部分は階段状になっているのが分かると思います。

そして、これをいろいろ工夫して織った時はこのような感じになります。

現物から作成した高密度風

階段状の部分が滑らかになっていると思います。
※あくまでも織ったときのイメージ図です。

曲線や斜線をきれいに表現する方法は、
  『糸を細くして、たくさん織り込む』
です!

簡単そうに感じるかもしれませんが、細い糸を使えるように織機で調整が必要だったり、織物設計図で細い糸に対応した細かな処置をしないと、織物としてきれいに仕上がらないんです。
これはデザインによって様々調整になるので、担当者の経験値に比例してきれいな織物になりますね。

テレビの画質も、フルハイビジョンよりも4K画質の方がきめ細かい表現が可能なのと同じ仕組みですね。
ブランドタグの業界では「高密度織り」や「超高密度織り」と呼ばれています。

この「高密度織り」は最近選ばれるお客様が多いですね。
細い糸を多く織り込むので価格は上がりますが、デザインや文字の再現がとてもきれいになります。

私たちの「裏朱子織り」は高密度織りに適した織り方ですので、ご参考までにご覧ください。

ただ、織る前にどの程度ガタガタするのかをお伝えするのは難しいので、近い仕上がりになる参考画像をお見積もり時にお送りすることもできます。

デザインの表現具合にもこだわるお客様は、別途費用が発生いたしますが試作をおすすめします。
実際にお客様のデザインでブランドタグを制作し、現物をお送りいたしますので安心です。

長くなってしまいましたが、お客様から完成形の現物見本をお送りいただくのが最も正確に制作できます。
画像では分かりにくいベース地部分の織り方も再現しやすいです。
ぜひ、今お持ちのブランドタグと同じものを制作したい場合は、現物をお送りください。

でも、ホントはデザインの再現よりも色の再現の方が難しいんです。
色のお話はまた次回で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

弊社では、可能な限りお客様のご要望に応じられるよう、技術力向上に努めておりますので、ぜひ、お気軽にお問い合わせくださいませ。

織りネームをオーダーしたいけどイラストレーターのデータが作れない

ブランドタグの手書きデザイン

織りネームやブランドタグをオリジナルのデザインで作りたいのに、イラストレーターでデザインを作るのが難しくて困っているお客さんからご相談があります。
外部のデザイナーさんに依頼してデザインを作成してもらっているお客様からのお問い合わせが多いかもしれません。


イラストレーターのソフトってプロ用なので操作が難しいですよね。
私も必要最低限いくつかの操作しか使えませんので、描きたいモノが作れないことが多いです。その場合は、エクセルの図形機能で描いちゃいます。

しかし、残念ながら織りネームやブランドタグはもちろん、お守りやミサンガ、織りテープなどの作成には、Adobe社のイラストレーターで作られたデザインデータが必要です。
織物の設計図に相当する『型』を作る時には、このデータを元にするため必要なのです。

以前、こちらの記事にも書きましたが、「デザインデータの作成」と「色の指定」があると、お見積りから製品の制作までがスムーズになります。
 https://doname.co.jp/blog/unofficial-news/725
しかし、手書きやWord、Excelで作成したデザインでも、弊社でイラストレータのデータをお作りすることは出来ます。
別途デザインデータ作成費用をいただくことになりますが。

上の写真の手書きは、かなり以前に自社の織りネームサンプルを作成しようとしたときに、手書きでデザインを描いたものです。
これを弊社の型作成担当者にお願いしてイラストレーターのデータで作ってもらったのが下のデザインです。

手書きのデザインをイラストレーターで作った

綾織の斜線を逆向きにした背景に会社名をアルファベットで描きました。
担当者のアイデアも取り込み、フォントや斜線のピッチ、大文字・小文字を大文字のみに変更しました。
ここまでのイラストレーターデザインがあれば、数量ごとのお見積りも出来ますし、型作成もすぐに始められます。
今回は、デザインいまいちなどの理由で私のデザインは不採用に・・・。

イラストレーターのデザインをお客様からいただいたとしても、織物でデザインや文字を再現するためには、いくつか修正していただきたいことも発生します。
文字の大きさが小さすぎたり、線が細すぎると表現が難しくなりますので、何度か修正があることを考えると、多少イラストレーターの操作が出来る方がコストも納期も短くなります。もしくは、デザインデータ作成から弊社にお任せください。

弊社はこれまで蓄積した技術で他社で断られたという、小さい文字や細い線が何本も描かれているデザインをお客様のご納得されるレベルで織物で再現して参りました。

お客様の
 「こんなにキレイに織れるんですね!びっくりしました!!」
の声を1つでも多くいただけることを目指して、スタッフ全員でジャガード織物作成に取り組んでいます!

下記の織り方紹介ページから、あなたのご要望にあった織りネームや製品の織り方を探してみてください。

織りネームの種類紹介のページはこちら

ホームページがスマートフォンからでも見やすくなりました

本日、出口織ネームのホームページをスマートフォンでも見やすくなるように変更しました。
前回のホームページリニューアルから9年が経過し、遅くなりましたがスマートフォン対応です。

お客様に私たちの技術を分かりやすくお伝えするために、掲載内容の変更も同時に改良できれば良かったのですが、まずはスマートフォンで閲覧されるお客様に、見やすいページを提供させていただきます。

今後、少しずつ新たな情報を掲載させていただき、皆さまに有益な情報を提供できるよう、写真の追加や説明文章の改善等して参ります。

皆さまの『オリジナルなものづくり』を、オリジナルのジャガード織物でお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談いただけますと幸いです。

 

また、今回のリニューアルにおいて、デザインやコーディングを担当していただきましたデザイナー様や公開作業における注意点・公開後の確認点などをアドバイスいただきました専門家の先生、誠にありがとうございました!
引き続き、掲載内容の充実においてもご相談させていただきますようお願いいたします。

 

papakosoつながる布団にも私たちの織ネームが使われています

papakosoつながる布団は、抱っこ紐やパパバッグで人気のワンスレッド様の新商品です。
この『つながる布団』にも当社の織ネームをお使いいただいてます。

この『つながる布団』は子育てをしているパパ・ママには喜ばれる布団だと思います。
一般的なサイズの布団だと、子どもが布団からはみ出てかぜをひく心配も減りそうですし、子どもに布団を取られて、パパ・ママが夜中に寒くて目が覚めることも少なくて済みそうです。

抱っこ紐やパパバッグ同様、使う人のことをとても良く考えていただいていると、親として共感することが多い商品でした。
子どもと一緒に寝る時間はとても短いので、大切に過ごしたい人におすすめです。

詳しくは下記のページをご覧ください。
(株)ワンスレッド様:『papakosoつながる布団

papakosoブランド商品は「日本製」です。
もちろん私たちの織ネームの日本国内の自社工場で生産しています。
papakosoつながる布団用織ネーム センターホールドpapakosoつながる布団用織ネーム センターホールド

この織タグはお布団の縫い目に差し込んで縫製されるため、折曲げ加工はセンターホールドが適しています。
お布団に取り付けられている私たちの織ネームの詳細は、下記のページをご覧ください。
細かな文字も表現できる織ネーム制作事例
®マークや「from yokohama」の文字はとても小さいですが、問題なく読み取れるように再現しています。

織物設計図を自社で作成し、自社工場で試し織りをおこない、きれいに表現できるまで設計図の修正をおこなえる当社ならではの仕上がりです。

お客様のブランド価値向上のお役に立てられるよう、可能な限りご要望にお応えいたしますので、なんなりとお問い合わせください。

織ネームのお問い合わせはこちらから!