今回のブランドタグ(織ネーム)の特徴は小さなカタカナと、その下にある数字です。
小さい文字を表現するにはいくつかの方法があります。
細い細い糸を使ってたくさんヨコ糸を織り込む「高密度織」タイプはすごくキレイに小さい文字を表現するのに適しています。
小さい文字だけではなく、写真などもかなり鮮明に表現できます。
このラベルは「朱子織」という織り方で作られています。
細かい文字の表現にはいつも高密度という訳ではなく、ラベルの色や厚みなど他の要素も満たしつつ、細かい文字も表現出来る織り方を選ぶには、織物設計の経験が必要ですね。
また、今回は数字部分が「シリアル番号」になっており、一枚一枚番号が異なっています。
シリアル番号入の織ネームの用途は様々で、海外の縫製工場で縫製している場合などでは、複数ある縫製工場の品質管理に使われている話をよく耳にします。
シリアル番号を入れた織ネームを取り付けることで、仕上がった商品を検品するときに、
どこの縫製工場の商品に不良が多いか?
誰が縫製した商品に不良が多いか?
などを把握することが出来ます。
ブランドタグで、商品自体の価値が上がることが、私たち織ネーム屋の仕事だと思っております。
出口織ネームでは、お客様のご希望の絵柄の再現性とご予算などの条件をお伺いした上で、最適な織り方をご提案させて頂きますので、どんなご要望でも一度お問い合わせください。