
出口の技術
織り方
梨地織(なしじおり)


梨地織はベース地に梨の表皮のような独特の模様と凹凸が生まれる特殊な織り方です。
他の織り方とは異なり、タテ糸とヨコ糸の交差が不規則にある点も大きな違いで艶の少ない表現ができます。ベース地の色表現はタテ糸の影響を受けやすいので、白・黒色や濃淡色をおすすめします。
手触りも見た目も他の織り方とは異なる、必ず見た人が気になる独特の生地になります。


梨地織で作る織りネームの特徴
- 色の自由度は低い
- 超高密度なデザイン表現は苦手
- 梨地織でしか表現できないベース地
- 凹凸があるため単色でも引き立つ印象
- 擦れに強い糸を使えば高い耐摩耗性も可能
文字やデザインの表現について
梨地織もタテ糸とヨコ糸の交差位置がズレつつ、不規則になっているので小さい文字や細い線の再現は可能です。 ただし、超高密度が必要になるような緻密なデザイン表現は少し苦手です。


ベース地に凹凸があるため、文字とベース地の境界が少しガタつきます。しかし、その凹凸への光の当たり具合で文字の見え方が変わる特徴が他の織り方と大きく異なり、きれいな仕上りになります。
ベース地の色表現について


梨地織りはタテ糸とヨコ糸が不規則に数多く交差しているため、タテ糸の影響を受けて色が白っぽくもしくは暗くなりやすい織り方です。濃色や単色のベース地であれば梨地の模様が光の角度で変化して見えるため、シンプルですが特別な色合いや質感を重視したいお客様には喜ばれています。
出口織ネームの強みとご提案
私たちは織ネームの設計図を社内で作成できるため、お客様のデザインと取り付け場所などのご要望を織物で再現するのに最適な設計図を作成することができます。
シンプルなブランドロゴや文字数の少ないブランド名などを、印象的に伝えられる織ネームです。
他の織ネームとは全く異なる生地感でお客様ブランドを印象的にアピールいたします。
ブランドタグに織り込みたい”思い”と”ご要望”を遠慮なくご相談ください。