納品・制作事例」カテゴリーアーカイブ

お客様からご注文いただいた織ネームやお守りなどの制作事例や納品事例をご紹介。

ブランド名が袋の中に入っているかのような袋織のブランドタグ!

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この織ネームは女の子に大人気のファッションブランド「MILK」様から以前にご注文いただいたブランドラベルです。

光の関係でちょっと見づらいかもしれませんが、お客様のブランド名「MILK」という文字とその下のアルファベットがラメの袋の中に入っているように見えませんか?

このブランドタグは袋織で作られていて、下から「ベース地−文字−ホログラム風のライン」という構造になっているので、袋状に見えるんですね。

織物は平たいものばかりではなく、中を空洞にしたモノも作ることが出来るので、織ネームだけではなく、他のモノにも応用が出来ます。

当社の「袋織」ページでもご紹介しているキーホルダーはもちろん袋織です。

それに加えて、お守りやミサンガなども袋織を応用して作ることもあります。

こだわりの商品に負けないくらいこだわった、当社の表現方法で、商品の価値向上に活用してみませんか?

 

一枚の織ネームに何種類もの織り方を入れる?

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「このラベルの織り方は何?」

「これは朱子織だね。こっちは綾織だね。」

設計担当者たちの会話でよく耳にするやりとりです。

当社のサイトでも織り方は数種類ご説明させて頂いておりますが、そこで言われている織り方は、”織ネーム全体のベースになっている部分”の織り方なんです。

そのベースの織り方に加えて、絵柄の表現の関係で、一部織り方を変えてることがありますが、この写真のブランドラベルにはその方法を使って絵柄を表現してるんです。

山並みの部分は糸の色をもちろん変えてますが、織り方も一部変えて織ってます。

その理由は、糸の色を変えるだけでは雪の残った具合や日陰の感じが表現できなかったそうです。

そこで、織り方も変えることで山肌の立体感を表現することが出来たんですね。

ブランドラベル(織ネーム)はブランド名だけではなく、商品イメージを絵柄で表現することも出来ますので、こだわりの絵柄をお持ち込みください。

ご要望に沿った表現を様々な織り方から目指します!

 

 

”お守り”のページにサンプル写真や参考価格を追加しました

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”お守り”といえば初詣に神社で買うことが多いものでしたが、最近はお守り袋としてイベントグッズや記念品などにも使われることが多いようです。

アーティストのコンサートで買うことが出来るものや、人気のキャラクターを織り込んだキーホルダーのようなモノとして、イベント会場や公式グッズ店で販売されています。

出口織ネームが作るお守り袋は一般的なお守りよりも細かい絵柄の再現が得意で、織ネーム同様お客様のご要望に沿った絵柄を表現します。

このメリットを活かして、写真を元にした絵柄を織り込んだものや、高密度で鮮明な絵柄や文字を表現したタイプも制作しております。

さらに、限定数量を織り込んだり、会員番号を織り込んだりすることで、お守り袋が普通のキーホルダーから「限定商品」や「入場券」など、付加価値のある商品に生まれ変わります。

出口織ネームの「お守り」は縫製作業も基本的には、日本国内の職人に依頼しておりますので、イベントグッズや販促品にも最適なmade in Japanの安心・安全なお守りをぜひご活用ください。

 

高密度織でシリアル番号入りブランドラベル(織ネーム)

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前回のヨーロッパ製のラベルと比べると、使っている糸が太いため鮮明さには劣るかもしれませんが、小さい文字もしっかり読める織り方をしております。

お作りするラベルの厚みも大切な要素ですので、それらの条件の中でも読み取り可能な文字を表現するのは設計担当が最も苦労するところですね。

小さい文字の大きさは1mm〜1.5mmですが、普通に読むことが出来ますので商品をアピールするメッセージを織り込むと効果的ではないでしょうか。

また、下部には英文字と数字の番号が入っており、識別番号として使われらっしゃいます。

商品を購入したお客様にとって、限定商品の場合の「1/50」、「49/50」などといった表示は大きな購買要素になりませんか?

誰が見ても限定品なんだということが分かると、ちょっとうれしくなりますもんね。

私どものブランドラベルが、
  ”お客様が商品を買いたくなる”・”持って誰かに見せたくなる”
というような少しでも商品の魅力アップに貢献できれば、こんなうれしいことはありません。

ぜひ、商品の魅力向上のお手伝いをさせて頂ければと思います。

 

朱子織りで作ったシリアル番号入りブランドタグ

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今回のブランドタグ(織ネーム)の特徴は小さなカタカナと、その下にある数字です。

小さい文字を表現するにはいくつかの方法があります。

細い細い糸を使ってたくさんヨコ糸を織り込む「高密度織」タイプはすごくキレイに小さい文字を表現するのに適しています。

小さい文字だけではなく、写真などもかなり鮮明に表現できます。

このラベルは「朱子織」という織り方で作られています。

細かい文字の表現にはいつも高密度という訳ではなく、ラベルの色や厚みなど他の要素も満たしつつ、細かい文字も表現出来る織り方を選ぶには、織物設計の経験が必要ですね。

シリアル番号入の織ネームの用途は様々で、海外の縫製工場で縫製している場合などでは、複数ある縫製工場の品質管理に使われている話をよく耳にします。

シリアル番号を入れた織ネームを取り付けることで、仕上がった商品を検品するときに、

どこの縫製工場の商品に不良が多いか?

誰が縫製した商品に不良が多いか?

などを把握することが出来ます。

ブランドタグで、商品自体の価値が上がることが、私たち織ネーム屋の仕事だと思っております。

出口織ネームでは、お客様のご希望の絵柄の再現性とご予算などの条件をお伺いした上で、最適な織り方をご提案させて頂きますので、どんなご要望でも一度お問い合わせください。

 

綿糸を使ったブランドラベル

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出口織ネームで作る織物のタテ糸はポリエステルを使っています。

ヨコ糸はお客様のご要望に応じて様々な素材を使用しております。

ブランドタグ(織ネーム)で多く使われるのはポリエステルですが、麻糸や絹糸を使う場合も増えております。

この麻糸や綿糸を使ったブランドラベルが、ポリエステルを使ったものと大きく異なる点は、織機上での切断具合です。

織ネームなどはもちろん様々な生地の多くは織機上で織りながら熱で切断しています。

ポリエステルなどの石油などの原料から人工的に作られる素材は熱に弱いので、溶けながら切断されます。

しかし、麻や綿などの天然素材から出来る糸は熱で溶けずに焦げるんです。

工場内に独特のにおいがしますが、そのにおいより困るのが火事です。

厚手の生地を綿糸で織った場合、生地が厚いためなかなか切れないので、強い熱でカットします。その設定を間違うと焦げるどころか火が出ます。

工場担当は火が出ない。でも切断できるように装置の設定をする必要があり、その具合は生地の厚みや使用している糸の種類などによって様々です。

経験がものをいう技ですね。

取り付ける商品が特徴あるこだわったモノの場合は、その商品の顔となるブランドラベルにもこだわりを持つのも最近多い傾向です。

出口織ネームもお客様のこだわりには、こだわりの技術でお応えします。

ご遠慮なく、こだわりをお申し付けください。

 

バッグや帽子などの装飾に使えるキラキラ織ネーム

キラキラ織ネーム   銀色はキラキラ光るタイプの糸を使っているため、インナーウェアに使うと肌に触れて 痛いですが、 ジャケットなどのアウターウェアやバッグなどに使うにはインパクトがあって 最適ではないでしょうか?

通常の糸とは異なるので、織機で織るときには糸の調整に苦労するので、 工場担当の腕が問われます。

このラベルの特徴はキラキラ光る糸だけではなく、『ハートのライン』も特徴です。

ハートのラインが少し『かすれている』んです。

特に左下の部分がわかりやすいです。

もちろん手書き風ほどではないですが、お客様のこだわりデザインです。

この「かすれ具合」も、もちろん表現しますので、デザイン担当も張り切って作ってます。

私どもはお客様のデザインや色の『こだわり』を大切に考えて、ブランドラベルやワッペン、 お守りなどを表現します。

ジャガード織物を作り続けて60年を超えた織技術で、お客様の難題にお応えしますので、 なんなりとお問い合わせください。

 

朱子織で作ったブランドタグをマイターフォールド折り曲げ

「朱子織」で制作した織ネームの事例です。

この細さを織物で表現するのは、一般的な織ネームより工夫が必要になります。

また、吊り下げにも耐えられるような『強度も持たせた織り方』を選んであります。

織(おり)組織に「朱子織」を選んだのは、細い線を表現するための工夫で、使用する糸も通常のものより細い糸を使ってます。

しかも真っ直ぐな線だけじゃありませんので、先端と末端のデザインの表現には織物設計担当者は何度も試作を繰り返したそうです。

その日の湿度や温度でも微妙に変化することもあるらしいので、試し織りは大切な工程です。

また、この織ネームの仕上がり形状は、アウターの衣類でたまに見ることがある「マイターホールド」という折り曲げ方です。

襟部分に挟み込んで縫い付けてあり、ここをフックに引っ掛けてぶら下げることが出来るタイプですね。

一般的な襟元に縫い付けてあるものは、純粋にブランド名を表示するだけですが、このタイプは吊り下げるような機能性を織ネームに持たせることができます。

出口織ネームでは長年、スペースという制限の中でブランド名の文字やブランドロゴを表現することをやり続けてきましたので、織りの表現力には自信があります。

とてもおもしろい絵柄を表現したものもありますので、順次ご紹介させて頂きます。

 

毛筆風の文字を織物で表現

140117_label 日本国内のお客様からご注文いただきました織ネームです。

このブランドタグの特徴は大きく書かれている「和魂」という文字が筆で書かれたような文字であることですね。

この織ネームを設計した担当者によると、

「毛筆らしいロゴになるように、筆の”はらい”を織で表現する」

のが苦労したそうです。

また、上下に入っている文字も小さいので、しっかり読み取れるように織物設計するのが腕の見せ所ですね。

取り付ける商品に負けない「力強いロゴ」「織ネームとしての耐久性」を満たしたブランドタグになったと思います。

お客様の商品の顔になることが出来ればうれしいですね。

出口織ネームでは、毛筆の文字をラベルや生地に織り込む商品がよくあります。

著名な方の文字を織り込んだコースターや掛け軸などは印刷とは違って、とても高級感があり好評です。 記念品やイベントの賞品などに最適ですよ。

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限定数を織り込んだブランドタグ(織りネーム)がイタリアへ

出口織ネームが製作させて頂き、お客様が製品として発売準備中!

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https://www.facebook.com/5tateofmind(お客様Facebookより)

「made in Italy」ですか。いいですねぇ〜。

当然「made in Japan」もいいですが、イタリア製のものってデザインや色使いがなにか違う気がします。Facebookにある商品もカッコいいですもんね。

あ〜。現地で現物を確認した方がもっといい写真が撮れそうなので、イタリアに出張に行かせてもらえませんかねぇ。

さて、このラベルは昨年の秋頃にお問い合わせ頂き、限定数量の商品に使用される予定とのことで、当社の「シリアル番号入り織ネーム」を応用したラベルをご提案させて頂きました。

限定数量織り込みラベル

限定数量100枚を 「N。1/100」、「N。2/100」・・・「N。99/100」、「N。100/100」 といった感じで表現して限定商品であることをしっかりアピール出来ます。

限定数を印刷したラベルを使っている商品は多いですが、限定数を織り込んだ織りネームを使った限定商品というのは大きなアピールになると感じます。

今回のお客様のラベルは「N。1/100」、「N。2/100」など限定数が織り込まれたラベルが各1枚ずつあれば良いですが、通常の織ネームを織る機械は1枚だけなどといった織り方は出来ず、どうしても複数枚織り上がってしまいます。

当社では必要な番号のラベルを必要な枚数ずつ織り上げることが出来ますので、とても経済的に製作することが出来ます。

詳しくは、出口織ネーム サイト内の「シリアル番号織ネーム』をご参考ください。

※商品写真の掲載に関しては、お客様のご了解を得た上で掲載しております。